■一連のマスコミ報道に対する見解

今年マスコミでは中国産鰻商品に対し様々な誤解に基づく記事報道が多く見られました。これらはまったく真実に基づかないものであり、過大に強調した報道であったと考えます。

中国産うなぎから検出された物質に「発ガン性」はあるのか?

今回問題となった物質「ロイコマラカイトグリーン」はその物質自体には何ら問題は無く、「毒」という表現はまったくの誤解です。
致死量の薬物残留があったのならわかりますがそのような事例は今までに1つもありません。一部マスコミが過剰反応した報道と言えます。

鰻の違反事例が物凄く多い?

鰻の違反事例は45件ありました。ちなみに輸入数量は45,840tです。中国食品の検査数は91,264件あり、その中から530件の違反が発見されました。
違反率は0.6%です。多くのマスコミはこの530件という数字だけを取り上げて「物凄く多い違反数」と取り上げておりますが、アメリカからの輸入食品に対する検査では、検査数18,172件に対して239件の違反ですので違反率は中国の倍の1.3%となっております。
しかも他の輸入食品は1コンテナに対し1検体で行っておりますが、うなぎは1コンテナに対し複数の検体での検査結果を提出しております。

中国産のうなぎを食べたら健康に悪い?

上記でも述べましたが「ロイコマラカイトグリーン」はあくまで「発がん性の疑いがある」物質でありますが、使用した形跡が非常に微量に検出されたからといって、食べて健康被害があるわけではありません。ちなみに現在の検査基準では5億分の1g以下で検査OKという非常に厳しい検査を中国および日本国内で課しています。
国が「健康被害が無い」と言っているのに、各マスコミが「健康被害がある」「毒だ」という報道をしているのは真実を歪曲していると言わざるをえません。

中国産うなぎ商品は安全ですので安心してお召し上がり下さい。